【閉店】世界初!?渋谷のワインカクテル専門店「swrl.(スワァル)」のペアリングコースを体験してきた

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東京・渋谷のワインカクテル専門店「swrl.(スワァル)wine cocktail & kitchen」に行ってきました。

*2023年7月をもって、テナントの都合上閉店となりました。

JR山手線「渋谷」より徒歩9分ほど

渋谷区随一のおしゃれスポット、神南(じんなん)エリア。
スクランブル交差点から、NHKホール方面へ北上して、徒歩9分ほど。

この記事の著者
酒田しんご

プロジャグラー。
「7ボールジャグリング」の公式日本記録を保持。京都にてロングラン公演中のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』レギュラーキャスト。

後閑信吾率いる“SG Group”の新業態

2021年10月オープン!
カクテル界の頂点を極め、今世界で最も注目されるスターバーテンダー・後閑信吾氏(@shingo_gokan)によるワインカクテル専門店です。

後閑信吾(ごかん・しんご)
2006年に単身NYへ渡り、名門「Angel’s Share」で腕を磨き、「バカルディ・レガシー・カクテルコンペティション2012」世界大会優勝。
2014年、SG Groupを創設し、上海に「Speak Low」をオープン。以後、国内外で新しいコンセプトのバーを次々オープンさせ、それぞれが世界ランキングで上位に名を連ねている。

まずは手洗い&消毒を

時代に合わせた来客動線の設計センスが光ります。
ちなみに、ハンドソープにはライムの香り付けがしてあり、タコスを手で食べる際の“隠しフレーバー”になるとか。

内装はNYのブルックリンがテーマ

ラフなウッドフロアをベースに、ゆったりと席を配置した空間は色気抜群。
系列店「The SG Club」「The Bellwood」「ゑすじ郎」に引き続き、杉山敦彦氏(THE WHOLEDESIGN)がデザインを担当。

“swirling”で作るワインカクテル

店名の「swrl.」は、ワインをテイスティングする際の「スワリング(swirling=渦を巻くこと)」に由来。

▲swrl.マネージャー・大渕修一氏(@ofshuch

こんな感じでクルクルと回して、カクテルとワインをその場で“swrl.”して一杯を完成させます。
シェイク、ステア無しの、スワァル一本勝負。

カクテル、ワイン、料理業界のスーパースターによる夢の共演

世界一のバーテンダー・後閑信吾氏が作ったカクテルに合わせて、JAL機内で提供されるワインの監修を務めるなど、国内外で活躍するソムリエの⼤越基裕⽒がワインを選定。

料理は、NYのJean-Georgesにて⽇本⼈初のスーシェフを務め、⾁料理とヴィーガン料理のスペシャリストとして知られる「The Burn」料理⻑の⽶澤⽂雄⽒が監修。

カクテルメニューはすべて「london」「mexico city」「kagoshima」など、後閑信吾氏が実際に旅をしてインスピレーションを受けた、世界の都市の名前が付けられています。

7品のペアリングコースをご紹介

london(ロンドン)- ライトボディ

ジン、アールグレイ、オレンジ
+シャンパーニュ

シャンパンも立派なワインの一種なので「初手からそう来たか」とボディーブローを食らった気分。完全にウマい。

ワカモレのフムス

カクテルは「ロンドン」ですが、容赦なくメキシコ料理が出てきます。
ワカモレとはアボカドで作るサルサ(ソース)で、中にはグリーンピース、ひまわりの種、パクチーなどなど。

かなわ水産のスパイスオイスターフリット

まだカキフライ食べてるの?
慶応3年創業、広島牡蠣の老舗「かなわ水産」と、メキシコ料理の夢のコラボレーション。

shanghai(上海)- ライトボディ

バカルディ、ライチ、ドラゴンフルーツ、ジャスミン
+ヴィオニエ

「ヴィオニエ」は、南フランス・ローヌ北部が原産の白ワイン品種。
アジアンなフルーツカクテルと調和して、キュートでエキセントリックな仕上がりに。

芽キャベツのロースト / ワカサギとサルサロメスコ

「サルサロメスコ」はスペイン・カタルーニャ地方の伝統的なソース。
ワカサギも初対面の味付けに間違いない。

mexico city(メキシコシティ)- ミディアムボディ

テキーラ、パプリカ、ハバネロ
+ヴァンジョーヌ

「ヴァンジョーヌ」は、フランス東部・ジュラ地方で生産される特殊な黄色ワイン。
パプリカとハバネロやばくない?と思いつつ、これが次のタコスに合うんだわ。

白子のタコス

パクチーが乗りすぎて白子が隠れてますが、トロットロかつ贅沢なボリュームで「あぁ~、久しぶりに白子食べたわ(恍惚)」ってなりました。

kagoshima(鹿児島)- ミディアムボディ

The SG Shochu IMO、オロロソ、スイートベルモット、鰹節
+ピノノワール

もはや酔っぱらってきてよくわかりませんが、「こんなに混ぜてるのにウマい」っていう感想は覚えてる。

ローストカリフラワー

出ました。米澤シェフのシグネチャーであり、swrl.のスペシャリテがこちら。
僕からは「味爆弾」とだけお伝えしますので、続きは実際に体感してください。

brooklyn(ブルックリン)- ミディアムボディ

ジン、アップル、セロリ、ピーナッツバター
+シャルドネ(米)

「白ワインの女王」と称されるシャルドネも、信吾さんの手にかかればエッジの効いたNYスタイルへ。

鴨胸肉のピピアン・ヴェルデ

メインはマッチョな鴨肉で。
カボチャの種、緑のトマト、唐辛子を使った、メキシコのクラシックなソース「Pipian Verde」を合わせてどうぞ。

lima(リマ)- デザートスタイル

ピスコ、カカオ、グアバ
+リースリング

旅のラストは、ペルーの首都・リマで〆。
「Pisco」はペルーの蒸留酒、「Riesling」はドイツ原産の白ワイン。甘くてウマい。

クレパス・コン・カヘータ

Crepas(スペイン語)=クレープ
クレープ生地+アイスに、キャラメルソースをトッピングしたスイーツ。
おいしすぎて、単品でこれだけ食べに来る常連さんも多いとか。

世界最高峰のワインカクテル体験を

アラカルトもありますが、初回はコースで圧倒的な世界観を味わうのがおすすめ。

ペアリングコースの料金は以下。

  • テイスティングメニュー:6,380円(税込サ別)
  • ワインカクテルペアリング:5,280円(税込サ別)

サービス料10%が加算されて、合わせて約12,800円/人といったところ。
世界で類を見ない新進気鋭のワインペアリング体験としては、費用対効果は高いでしょう。

*2023年7月をもって、テナントの都合上閉店となりました。

今回ご紹介したお店

店名 swrl.(スワァル)
住所 東京都渋⾕区神南1-7-9 北⾕マンション1F
エリア 渋谷・神南
定休日 なし
アクセス JR山手線「渋谷」より徒歩9分
地図 表示する(Google Map)
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Instagram @swrl.shibuya

▼系列店@渋谷はこちら。

The SG Club
ゑすじ郎(SG Low)