シンガポール・チャンギ国際空港「バタフライガーデン」の蝶の細かすぎる解説

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シンガポール・チャンギ国際空港のオアシス的空間「Butterfly Garden(バタフライガーデン)」に行ってきました。

バタフライガーデンの行き方・場所

引用:https://www.changiairport.com/

バタフライガーデンがあるのは「ターミナル3」の出国審査後エリア。
ゲートで言うと、A側ではなくB側に近いです。

ターミナル1~3は制限エリア内も繋がっており、徒歩または無料の「スカイトレイン」で移動することができます。
※ターミナル4のみ独立しており、シャトルバス(無料)利用。

この記事の著者
酒田しんご

プロジャグラー。
「7ボールジャグリング」の公式日本記録を保持。京都にてロングラン公演中のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』レギュラーキャスト。

「PRET A MANGER」が目印

場所が少しわかりにくいので解説。
海外でおなじみのカフェ「PRET A MANGER(プレタ・マンジェ)」の右側へ入っていきます。

案内板に従って右へ。

到着!

どうしてもわからなければ、インフォメーションで「バタフライガーデン!」と叫ぶか、そこらへんを歩いている警備員さんに聞くと一発でわかると思います。


24時間営業ですが、蝶が活発に飛ぶのは朝8:00~夕方5:00です。
(夕方を過ぎると蝶はおやすみの時間)

空港内に作られたバタフライガーデンとしては世界初

英・スカイトラックス社「世界の最も素晴らしい空港(2023年)」の第1位に輝くチャンギ国際空港は、空港内にあらゆるエンターテイメント施設が広がっています。

バタフライガーデンは、2008年の開園以来、その画期的なコンセプトと高い造園技術で、世界中のツーリストから高い評価を得ています。

蝶の種類は47種類

蝶の種類は最大でなんと47種類。(季節によります)
今回は11種類をチェックできたので、以下細かすぎる解説です。

日本では見られない南国の蝶たち(*以下、マニアックな内容を含みます)

ベニモンアゲハ(学名:Pachliopta aristolochiae)


アジアの貴婦人。シンガポールの「国蝶」としても有名。
サナギから羽化して間もない新鮮な個体で、傷ひとつないビロードのような翅にうっとりします。

ハレギチョウ(学名:Cethosia cyane)


和名は「晴れ着蝶」と書き、英名は「Leopard Lacewing(レオパード・レースウィング)」
ぱっと見、日本のツマグロヒョウモンに見えますが、こちらは裏面のコントラストがより鮮やかです。

シロミスジ(学名:Athyma perius)


この蝶を撮影するためだけに与那国島に行く猛者もいるほど、人気の高い蝶です。
翅を広げたときに、3本の白い筋があることから、ミスジ(三条)の名前があります。
花の蜜は好まず、パイナップルが大好物。

ナガサキアゲハ(学名:Papilio memnon)

ブラック&モードスタイルは、まさに昆虫界のヨウジヤマモト。
地球温暖化の影響で、日本国内での分布域は北上を続け、2000年以降、関東でも一般的に記録されるようになりました。嬉しい悲鳴。

トラフタテハ(学名:Parthenos sylvia)

東南アジアを代表するタテハチョウ。
約40亜種に分かれており、生息地域によって色味がまったく異なるのが特徴です。
シンガポールの個体は青いですが、スリランカではエメラルドのような緑、パプアニューギニアでは茶褐色に変化します。

チャイロタテハ(学名:Vindula dejone)


こちらはオス。
明るいオレンジ色が印象的。ペンタス(Egyptian Star Flower)の花が大好物らしく、ずっと蜜を吸っていました。

こちらはメス。
オスとはガラっと変わって、グレー地に白色の帯が入ります。
この個体は翅が少し痛んでました。巨匠・海野和男先生によると、綺麗なメスには野外ではめったに出会えないらしい。

シロオビアゲハ(学名:Papilio polytes)

その名の通り、後翅の「白い帯」が特徴的。
ちなみに、常にパタパタとせわしなく翅を動かしているので、写真を撮るのは至難の業。

リュウキュウアサギマダラ(学名:Radena vulgaris)


新撰組の羽織を彷彿とさせる、美しい浅葱色(あさぎいろ)。
関西の名門「伊丹市昆虫館」のチョウ温室でも見ることができます。

リュウキュウムラサキ(学名:Hypolimnas bolina)

こちらは大陸型。他にも、台湾型、フィリピン型、パラオ型等で斑紋の違いがあり、熱心なファンの多い蝶です。
飛翔力が強く、東南アジアから台風や夏の季節風に乗って、日本に迷い込んだ「迷蝶」が観察されることがあります。

クロタテハモドキ(学名:Junonia iphita)


英名は「Chocolate Pansy(チョコレートパンジー)」
とにかく地味ですが、よく見ると黒褐色のグラデーションがイカす。
日本でも稀に八重山諸島で見つかることのあるタテハチョウです。

オナシアゲハ(学名:Papilio demoleus)


東南アジア産のアゲハチョウには、尾が無い仲間がたくさんいます。
日本では有尾型が一般的なクロアゲハも、東南アジアでは無尾型に変化します。これぞ大自然の神秘。

さまざまな植物も楽しめる

ウツボカズラ(学名:Nepenthes)

みんな大好きウツボカズラ。
東南アジアに広い分布域を持つ食虫植物です。


これほど大量のウツボカズラは初めて見ました。

トランジットの気分転換におすすめ

50分ほど夢中で撮影してしまい、危うくフライトに遅れるところでした。
観光施設にありがちな「なんちゃって運営」ではなく、専門家の知識に基づいた生態系の管理や、メンテナンスもしっかりと行き届いており、蝶への硬派な愛をビシビシと感じます。

やはり東南アジアの蝶はハッとするほど美しく、優雅で癒されますね。
また来たい。超おすすめ。

参考文献:海野和男のデジタル昆虫記 – 緑のgoo

おまけ

東洋の貴婦人・ベニモンアゲハの看板に、ベニモンアゲハが写り込んだ奇跡のショット。

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