東京・渋谷「The SG Club」のカクテルペアリングコース<SG Airways>を体験してきました。
▼通常営業の記事はこちら。
JR山手線「渋谷」より徒歩9分ほど
会場となるのは、渋谷の名門カクテルバー「The SG Club(エスジー・クラブ)」
ハチ公前から公園通りを抜けて、NHKホールの方面へ。
世界最高峰のバーテンダー・後閑信吾氏プロデュースの名店
2018年6月オープン。
カクテル界の頂点を極め、今世界で最も注目されるバーテンダー・後閑信吾(ごかん しんご)氏による日本初出店のバーです。
▲Shingo Gokan(@shingo_gokan)
2006年に単身NYに渡り、カクテルの本場で腕を磨いたのち、上海に拠点を移して3店のバーをオープン。
2017年にはバー業界のアカデミー賞と⾔われる「International Bartender of the Year」を受賞。
2020年版「アジアのベストバー50(Asia’s 50 Best Bars)」第9位ランクイン!
「SG Airways(エスジー・エアウェイズ)」とは
自由に海外旅行ができない今、⾷を通じて旅の気分を味わってほしいと、「SG Group(エスジー・グループ)」が企画したカクテルペアリングコース。
後閑氏のナビゲートのもと、ヨーロッパから南⽶まで、さまざまな街をテーマにしたフードとカクテルのペアリングの旅へと誘います。
すべてのカクテルに、後閑氏が監修する焼酎ブランド「SG Shochu(エスジー・ショウチュウ)」を使⽤。
麹や発酵由来の旨味が豊かで、もともと⾷中酒として楽しまれてきた焼酎は、フードにもよく合いペアリングとも相性抜群です。
世界8都市コース!-BUSINESS CLASS-
階段を降りて地下1階「Sip」へ
座席に着くと「This is boarding announcement for flight XXX to YYY…」というおなじみの空港アナウンスが。
没入感のある演出に旅の期待が高まります。
まずは成田空港のラウンジでビールをゴクリ!
「MUGI・オーガニックレモン・青梅ファームの生蜂蜜・ベルギービール・宇治小山園の抹茶」
1杯目から異次元のカクテル!
フライト前の食前酒をショットスタイルでどうぞ。
抹茶の上品なほろ苦さが、麦焼酎の香りをいっそう引き立てます。
NRT(成田)→LYS(リヨン)
F:「フォアグラ・ブリュレ・カカオ」
C:「KOME・ソーテルヌ・トマト・コーヒー」
南フランスが誇るレジェンド級の三ツ星レストラン「ポール・ボキューズ」へご案内。
なんと「フォアグラの茶碗蒸し」がブリュレ仕立てのスイーツに。
ソーテルヌとは、ボルドー地方の極甘口の白ワイン。
*F=フード / C=カクテル
LYS(リヨン)→HER(クレタ島)
F:「ウニ・ザジキ・タコ・タルタル」
C:「KOME・きゅうり・マスティハ・ディタニー・オリーブ」
続いては、地中海でアイランド・ホッピング。
「ザジキ」とはギリシャ料理で定番のヨーグルトソース。
カクテルにはギリシャでしか採れない樹液「マスティハ」を使用。
HER(ギリシャ)→CNX(チェンマイ)
F:「グリーンカレー・カオソーイ・辛子蓮根」
C:「KOME・ココナッツ・カフィアライム・パクチー」
タイ料理「カオソーイ」を稲庭うどん&辛子蓮根で大胆にツイスト。
カクテルには、ココナッツミルク、パクチー、カフィアライム(コブミカン)が香り、完全にサワディーカップな味わいに。
CNX(チェンマイ)→XRY(ヘレス)
F:「ハモンイベリコ・納豆バター・磯辺焼き」
C:「MUGI・オレンジ・シェリー・かつお」
シェリーをスペイン語に訳すとヘレス。ヘレスを英語に訳すとシェリー。
スペイン南部アンダルシア地方の小さな都市で、納豆バターの和風タパスをいただく奇跡体験。
XRY(ヘレス)→ZRH(チューリッヒ)
C:「???」
こちらはスイスにある真っ暗闇の食事を体験するレストラン「ダイニング・イン・ザ・ダーク」をヒントにしたもの。
バーの照明が消されて、暗闇の中で冷たいグラスが手渡されます。
味覚と嗅覚、舌触りが試される究極のカクテル体験。ネタバレになるので答えは会場で!
ZRH(チューリッヒ)→MSY(ニューオーリンズ)
F:「熟成とんかつ・鰻・オイスター・ポボイ」
C:「MUGI・フレンチ75・ラモスジンフィズ」
ジャズの聖地・ニューオリンズへ。
熟成トンカツとウナギの蒲焼という意外すぎるペアリング!パンは六本木の名店「ブリコラージュ」による特製ブリオッシュです。
タバスコならぬ「タバスゴ」
麦焼酎と山椒を使った“SG”自家製です。辛みと焼酎の香りがなんともいいバランス。
9月からは“ゲストシェフ”によるコードシェア便が運行!
9月限定で、南⻘⼭の名店「アングラン(UN GRAIN)」の昆布智成(こんぶ ともなり)⽒を“ゲストパティシエ”として招聘。
昆布⽒による特製デザート2品がペアリングコースのフィナーレを飾ります。
MSY(ニューオーリンズ)→ANR(アントワープ)
F:「ベルギービール・グレープフルーツ・スペキュロス」
C:「IMO・ホワイトチョコレート・とうもろこし」
ファッションの街・ベルギーに到着。
ヒューガルデン、スペキュロス(シナモンやナツメグ入りのビスケット)を使った爽やかな冷たいデザート。
濃厚チョコのカクテルと合わせて、いよいよ着陸態勢へ入ります。
ANR(アントワープ)→SGC(エスジークラブ)
F:「セクシーな香水(ライチ・ローズ・フランボワーズ・ジャスミン)」
C:「マスキュリンな香水(IMO・ベチバー・ベルガモット・檜)」
最終目的地は東京「The SG Club」へ。
「ヨーロッパ土産に香水をゲット。早速開けちゃおっと。」をテーマにした後閑機長のファイナルアプローチ。
ゆっくりと香りを楽しみながら、世界一周の余韻に浸ります。
まだ旅は終わらない!?
後閑氏の案内のもと、1階フロアのGuzzle(ガズル)へ移動。
なんとビジネスクラスの後はチャーター便が用意されています。(*希望者のみ)
SGC(エスジークラブ)→JFK(ニューヨーク)
F:「チーズケーキ・ベーコン・リンゴ」
C:「IMO・ショット」
食後は夜のマンハッタンでバーホッピング!
チーズケーキを咀嚼したあとに、芋焼酎を流し込み、口の中でカクテルを完成させます。
最後は会員制のVIPフロアへ
2階フロアのSavor(セイヴァー)へ移動。
機長を務めるのは、30年以上のキャリアを誇るバーテンダー・渡辺高弘(わたなべ たかひろ)氏。
JFK(ニューヨーク)→HAV(ハバナ)
C:「KOME・ラム・梶谷農園のオーガニックハーブ」
通称「史上最強のモヒート」
広島・梶谷農園は海外の三ツ星レストランも新規取引できないと言われる世界最高峰のファームです。
モヒートに合わせるのはシガー。
キューバ生まれの最高級ブランド「Davidoff(ダビドフ)」をチョイス。
シガー初心者なので、渡辺さんにご丁寧に指導していただきました。
肺に入れないので、シーシャみたいに楽しめます。
これにて旅も無事終了。
場所はたしかに「The SG Club」にいるのに、3時間で世界一周したような満足感。
ゲストバーテンダーとして世界各国を訪れた後閑氏だからこそ表現できるアイデアと、世界最高峰のカクテルメイキングに酔いしれました。
2020年10月も運行決定!
世界広しといえど、たった一晩で世界一周できるのは、このSG Airwaysだけ。
シートベルトをしっかりと締めて、快適な空の旅をお楽しみください。
〈SG Airways〉
The SG Shochu virtual world tour
10月4日(日)~31日(土)
【SG Airways × The Burn 米澤文雄】
青山「The Burn」の総料理長・米澤文雄シェフをゲストにお迎えしてのコラボレーションメニューをご提供します。コース中の2品を米澤シェフに監修していただきます。
【First Class】
・11 course カクテルペアリング
・各日20:30開始
・¥21,500(税・サ別)
【Business Class】
・8 course カクテルペアリング
・各日18:00開始
・¥16,500(税・サ別)
ご予約はこちらから:
https://yoyaku.toreta.in/thesgclub/
*ともに完全予約制。
*一斉スタートのため、お時間に余裕をもってご来店ください。
今回ご紹介したお店
店名 | The SG Club(ザ・エスジー・クラブ) |
住所 | 東京都渋谷区神南1-7-8 |
エリア | 渋谷・神南 |
定休日 | なし |
アクセス | JR山手線「渋谷」より徒歩9分 |
地図 | 表示する(Google Map) |
食べログ | 表示する(外部サイト) |
@the_sg_club |