京都のクラフトレザー工房「AKIRA WORKS」で高級オイルコードバンの特注マウスケースを作ってもらった話

京都のクラフトレザー工房「AKIRA WORKS(アキラ・ワークス)」で完全オーダーメイドのマウスケースを作っていただきました。

オーダーの経緯とか

ロジクールのモバイルマウスを購入。

持ち運ぶときにちょうど良いケースがない。

純正ケースもあるけどダサい。

大先輩ジャグラー・渡辺あきらさん(@jugglerakira)に作ってもらおう。

超ヤバいのができた。

「AKIRA WORKS」とは

プロのジャグリングパフォーマー・渡辺あきらさん(@jugglerakira)が立ち上げたクラフトレザーブランド。
京都市立芸術大学の講師も務め、国内トップクラスの技術を持つ革職人の上月建太朗(こうづき・けんたろう)氏に師事し、「手作りでありながら、手作り感を出さない」をコンセプトに高級感のあるクラフトレザー製品を展開。

まずは革選びから

今回は特別にフルオーダーメイドということで、まずは革選びから。

左上から右回りで、

  • 牛革(キャメル)
  • オイルコードバン(バーガンディー)
  • オイルコードバン(ダークブラウン)
  • 牛革(ブラウン)

の4種類。

※コードバン…農耕馬のおしりの革の内側にある厚さ約2mmのコードバン層という繊維質を削り取ったもの。その作業工程や希少性から「革のダイヤモンド」と称され、数ある革の中でも最高級品とされる。

こちらは渡辺さんの私物のサンプル。
左がオイルコードバン、右が牛革です。どっちもエイジングが渋すぎる。

20分ほど迷いに迷って、バーガンディーのオイルコードバンに決定!
米・ホーウィン社と並び、世界屈指の技術を誇る兵庫県姫路市のタンナー「新喜皮革(しんきひかく)」による一級品。これぞコードバン界のシャトーブリアン。

丁寧なカウンセリング

次にデザインを決めていきます。
そもそも「マウスケース」が市場で一般的ではないため、外観やフラップの形状をゼロから検討していきます。

僕が「マウスケースをオーダーしたいんですが」と相談しただけで、渡辺さんが作ってきてくださったのがこちら。
すでにクオリティ高すぎてワロタ。

酒田「完成度すごいですね。もうコードバンじゃなくて、紙でいいんじゃないですか。」
渡辺「いや、あかんやろ。」

そして1週間後

床革(とこがわ)を使ったプロトタイプが完成!
※牛革の厚みを調整するために削ぎ落とされた、裏面の不要な部分。

流線形が美しい。

固定方法はマグネットホックを採用。
ワンタッチで開閉できるので便利です。

ブツを入れるとこんな感じ。

見よ、このジャストフィット。
ミリ単位ですが、若干の余白があって揺れてしまうので、最終的にはさらにタイトに仕上げてもらうことに。

試行錯誤の末、クラフトレザーの命とも言える「型紙」が完成。
これを作るのに、なんと20時間を要します。

いよいよ納品!

ついにこの日がやってきました。

「AKIRA WORKS」のシールがかわいい。

人生で箱を開けるのに、こんなワクワクしたことはないかもしれない。

ゴクリ…

!!!!!!!!

いやいや、ヤバすぎる…(恍惚)

いま、世界で最もラグジュアリーなマウスケースがこちら(当社調べ)

ナイキ・エアマックスも裸足で逃げ出す優雅な曲線美。

マグネットホックは、プロトタイプと比べてさらに小型化。
片手で着脱できる、ストレスフリーな設計。

ホック部分には、同素材のコードバンを二重に縫い合わせ、耐久性を高めています。

立体的な曲線のカッティングと縫い合わせは、高度なスキルを要します。
「特にコードバンはキズが付きやすいから、デリケートな作業だったね」と渡辺さん。

特筆すべきは、コバ(革断面)のルック。
オイルコードバンの凛とした質感を活かすため、接着したあと、あえて塗装をせず、磨きだけでリッチに仕上げています。

裏面もキレイでびっくりしました。
一般的な牛革が2層構造なのに対して、コードバンは1層で構成されており、裏面もさらりとスムースな仕上がりに。

いざ入魂の儀式

ロジクールの神マウス「MX Anywhere 3」を実際に入れてみます。

はぁ…(完璧すぎる)

プロトタイプと比べて、さらにタイトに調整された見事なフィッティング。

タイトとは言え、決してキツすぎず、ホックを開けて傾けるだけで「スッ」と取り出せるので、使い勝手は抜群。

おまけもいただきました

充電ケーブル用のコードホルダー。

同じく、オイルコードバン製。
これを付けるだけで高級感がハンパない。カフェで作業するときにドヤりたい。

これから大切に育てます

気になるお値段は、税別18,000円。フルオーダーのコードバンでこれは安すぎる。
そして、レザーの醍醐味はエイジング。まだここがスタート地点。大切に育てて数年後にレポートしたいと思います。

AKIRA WORKSによる美しい作品集は、下記オンランショップやインスタグラムからご覧いただけます。要チェック!

今回ご紹介したブランド

店名 AKIRA WORKS(アキラ・ワークス)
代表者 渡辺あきら(@jugglerakira
創業 2020年7月
公式ショップ https://jugglerakira.base.shop/
Instagram @akira_leather