1948年創業!ヴェネツィアの最高峰「グリッティパレス」プラチナエリート宿泊記

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イタリア・ヴェネツィアの5つ星ラグジュアリーホテル「グリッティパレス(The Gritti Palace, a Luxury Collection Hotel, Venice)」に宿泊してきました。

「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」より水上バスで30分ほど

ヴェネツィア本島にあり、観光における立地は最強クラス。
有名なランドマーク「サンマルコ広場」よりダッシュで3分ほど(当社調べ)

グリッティ・パレスの基本情報

ホテル名The Gritti Palace, a Luxury Collection Hotel, Venice
開業年1948年(建造は1475年)
ホテルグレード★★★★★
立地
ラウンジなし
プールなし
ジムあり
プラチナ無料朝食あり
総評100点+
まさにヴェネチアの最高峰。歴史的価値、内装、ホスピタリティともに別格です。ひれ伏すのみ。
メリットデメリット
  • ヴェネツィア屈指の歴史的価値
  • 中世ヨーロッパのような豪華絢爛なデザイン
  • 観光に最適なロケーション
  • 価格が高い
  • プールがない
  • 雨が降るとテラスで楽しめない
マリオット宿泊記まとめ
この記事の著者
酒田しんご

プロジャグラー。
「7ボールジャグリング」の公式日本記録を保持。京都にてロングラン公演中のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』レギュラーキャスト。

「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」からの行き方

まずはヴェネツィアの玄関口へ。
今回はフィレンツェから特急列車「Italo」で2時間ほどで到着しました。

駅を出たらいきなり運河!
なんだこの光景は。

水上バス「ヴァポレット」に乗ろう

駅よりも南側は車の乗り入れが禁止されており、ホテルへの移動手段は以下の2択です。

  • 水上バス(ヴァポレット):9.5ユーロ(=約1,500円)
  • 水上タクシー:70ユーロ程度(=約11,000円)

ヴァポレット(伊:Vaporetto)はヴェネツィア唯一の公共交通機関。
ただし、コスパ度外視で特別感を味わいたいセレブリティの方は水上タクシーがおすすめ。

庶民の私は水上バスで。
ほぼ予習ゼロで行きましたが、駅を出て左の有人カウンターで「グリッティパレス!!!」と叫んだらチケットを買えました。

2番線で「S. Marco Vallaresso」へ行こう

カウンターのお姉さんに指示されるがままに、2番線の水上バスに乗ります。
*ルートは同じで、1番が各駅停車、2番が準急です。

映画のワンシーンかな???

「水の都」の名をほしいままにする、圧倒的スケール感。
初めてヴェネツィアに来ましたが、これは想像以上ですね。唯一無二すぎる。

「S. Marco Vallaresso」より徒歩8分ほど

20分ほど船に揺られて「サン・マルコ・ヴァッラレッソ駅」へ。
ヴェネツィア観光の中心、かつ終着駅なので間違えることはないと思います。

左手に見えるのは、17世紀ヴェネツィアにおけるバロック建築の傑作「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」です。

ここから2ブロックほど歩きますが、信じられないくらい運河が張り巡らされており、その度にキャリーを持って太鼓橋的なものを渡らないといけません。
ヴェネツィアは足腰が強いうちに行きましょう。

8分ほど歩いて到着。
ぱっと見では5つ星ホテルとは思えない、質素なビジュアルです。

補足:黒丸1番でホテル最寄り「S. Maria del Giglio」のルートもあり

補足情報ですが、ホテルからめっちゃ細い道を抜けると、、

約1分で「サンタ・マリア・デル・ジリオ駅」があります。
ご覧の通り無人駅なので、チケットはWebで買うしかありません。

1番線(各駅停車)のため、ヴェネツィア駅から35分以上も船に揺られます。
所要時間と快適性を考慮すれば、健脚な方は前者の2番線をおすすめします。

ヴェネツィアが世界に誇る名門

「グリッティパレス」は1948年創業の名門ホテル。
マリオット・インターナショナルの最高峰ブランドのひとつ「ラグジュアリーコレクション」を冠しています。

同じくヴェネツィアのラグジュアリーコレクションでは、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演した映画『ツーリスト』のロケ地である「ホテル・ダニエリ」も有名ですが、あまりに有名すぎて観光客が多いため、今回は落ち着きを考慮してグリッティへ。

訂正:ホテル・ダニエリは2023年1月にマリオットを離脱しています。

1泊126,000ポイントで宿泊

ポイント宿泊する場合は、1泊100,000〜150,000ポイント程度です。

*ベネチア市の宿泊税5ユーロ/人が別途加算。

宿泊ポイントは変動制のため、予約時期によって異なります。

現金の場合はなんと1泊30万円オーバー。お得にポイントを使うことをおすすめします。

プラチナエリート特典

プラチナエリート特典は以下。

  • 無料朝食 or 1,000ポイント
  • 客室のアップグレード
  • 50%のボーナスポイント
  • 16時までのレイトチェックアウト

迷わず無料朝食をチョイス。
特にドリンククーポン等はありませんでした。

豪華絢爛なロビーエントランス

いや、格が違うわこれ…(絶句)
その名の通り、中世ヨーロッパのパレス(=宮殿)に迷いこんだ気分です。

文豪・ヘミングウェイはかつてこのホテルを、「素晴らしいホテルが並び立つ街のなかでも最高のホテル」と絶賛しました。

ロビーの奥にはチェックインカウンター。
もちろん着座可能です。

国際コンシェルジュ協会認定、正真正銘のコンシェルジュ。
外出時にこちらに鍵を預けるのですが、後半になるとルームナンバーを伝えずとも渡してくれるようになりました。
This is プロフェッショナル仕事の流儀。

16世紀ヴェネツィアの名家「グリッティ家」の私邸

グリッティパレスの歴史は、当時ここに住んでいたピザーニ家が現在のようなゴシック様式にした1475年にまで遡ります。1525年には、ベニスの元首アンドレア・グリッティの私邸となり、その後は数世紀にわたり他の高貴な家族や著名な滞在客が住んでいました。

The Gritti Palace, a Luxury Collection Hotel – Marriott.com

ヴェネツィアの名家「グリッティ家」の私邸を改装し、1948年に「グリッティパレス」として開業。

往年のハリウッドスター御用達

20世紀の喜劇王、チャールズ・チャップリン。

若かりし頃のトム・クルーズ。

右下には『ローマの休日』でおなじみの名優、グレゴリー・ペック。

フランス生まれの伝説的コメディエンヌ、クローデット・コルベール。

正面エントランスはこちら

なんとカナル・グランデ(運河)沿いに、水上タクシー用の専用船着き場がありました。

実はこちらがメインのエントランスで、到着時の入り口は裏口的な位置づけだったようです。

The 名門の面構え。
「グリッティのお客様なら、もちろん水上タクシーですよね?」と言わんばかりの圧を感じます。

2F「ジリオプレステージ キング」にチェックイン

今回の客室番号は229。
タッセル(房飾り)付きのカギがレトロでお洒落。

予約の段階では最安の「デラックス キング」でしたが、「ジリオプレステージ キング」に2段階アップグレードです。

ベッドルームのご紹介

天井から下がるムラーノガラス製のシャンデリア、ベネチア織の壁紙、アンティーク家具の数々。
改装時にできるだけ当時のままにしたそうで、同じカテゴリーでも部屋によって大きさやデザインが異なります。

米国の最高級マットレスブランド「シーリー」のキングサイズベッド。

ベッド前には大きなソファ。
ここでも寝れるんじゃないかと思えるほど。

ベッド脇のサイドテーブルにはラグジュアリーコレクションの冊子。

コンセントはヨーロッパ全土で使われている「Cタイプ」
日本からの旅行者は変換プラグ必須です。

部屋の角にはアンティークなワークデスク。

LG製、40インチの薄型液晶テレビ。

ウェルカムギフトの泡が最高

なんとウェルカムギフトとして、キンキンに冷えたスパークリングワインがお部屋に。

イタリア最高の造り手100社に選ばれるプロセッコの名門「ビソル家」の辛口スパークリングワイン。

最上位等級「D.O.C.G.」の格付け。
ワインには明るくないのですが、甘さ控えめでめっちゃ美味いなこれ。

実は誕生日だったので、ケーキまでいただいてしまいました。パリパリのシュー生地が至高。

たっぷりのフルーツ盛りも!
驚くべきことに、上記すべてコンプリメンタリー(無料サービス)です。ヴェネツィアの最高峰、恐るべし。

バスルーム/ウェットエリア

全面大理石のバスルーム。
ダブルボウルの洗面台は女子2人旅にも最適◎

アメニティはイタリアの高級フレグランスブランド「ACQUA DI PARMA(アクア・ディ・パルマ)」を採用。

固形ソープもアクア・ディ・パルマです。
ほんのりスパイシーな柑橘系の香りがめっちゃ好み。

大理石のバスタブ。

寝てくださいと言わんばかりのタオル。

ラグジュアリーコレクションのタグ。

レインシャワー&ハンドシャワー。
水回りも完璧にリノベーションされており、清潔感があります。

高級リネンのバスローブ。
5つ星ホテル御用達、イタリア・ミラノの老舗「Frette(フレッテ)」によるもの。

キャスター付きのチェア。

イタリア製のプロ仕様のドライヤー「JOHNSON Gymnasium」は風圧充分。

コットン系、爪ヤスリ、綿棒など。
イタリアのホテルには歯ブラシはないので、忘れず持参しましょう。

トイペにシール貼ってあるの初めて見たわ。

ミニバーの飲み物

ヴェネツィア特有の事情ですが、火災防止のため、アイロンや湯沸かし器など熱を発する器具は使用禁止となっています。
紅茶やネスプレッソ等は部屋にありません。

お水は炭酸入りと炭酸無しが1ペア常温で、もう1ペアは冷蔵庫に入っていました。

ハイネケン、ペプシ、ジュース等。

左から、

  • キャラメル・ピーナッツ
  • エスプレッソ・ヘーゼルナッツ
  • ミニクラッカー

の布陣。

ちなみに、上記のスナックは1ボトルで11ユーロ(=約1,700円)というトンデモ価格です。

豪華な銀のトレーに、グラスとスナック類。

こちらのスナックは無料だそうです。
*「with compliments(贈呈)」の表記あり

ロゴ付きのワインオープナーがかっこいい。

バルコニーもあるぞ

カナル・グランデには面していない部屋なので、眺望を楽しむタイプではありませんが、大きな窓からヴェネツィアの陽光が降り注ぎます。

街ゆく人々とゴンドラ乗り場が見えます。
これもまた一興。

その他のアメニティ

高級リネンのスリッパ。
バスローブと同じく、イタリア・ミラノの老舗「Frette(フレッテ)」製。

フランスを代表するスキンケアブランド「シスレー」による最高級ライン「シスレイヤ」のボディクリーム。

1F「Bar Longhi」でアペリティーヴォを楽しもう

夕方になったのでテラスへ。
かつてアーネスト・ヘミングウェイが『河を渡って木立の中へ』を執筆した場所としても知られます。

グリッティパレスのメインバー「Bar Longhi(バー・ロンギ)」のカクテルを楽しみましょう。
しっかし、イタリア人は白ジャケットが似合いますね。

テラスでイタリア名物のアペリティーヴォをキメます。
※いわゆる食前酒のこと。ラテン文化圏では古くから馴染みのある伝統的習慣のひとつ。

ピンチョス的なやつ。オシャレすぎてよくわかんねぇ。

VENETIAN SPRITZ(ベネチアン・スプリッツ)
アペリティーヴォの代名詞的カクテル。夏のヨーロッパで飲むスプリッツは最強。異論は認めない。

BELLINI(ベリーニ)
ヴェネツィア生まれの伝統的な桃のカクテル。生誕の地「ハリーズ・バー」にも行きましたが、グリッティの方がフレッシュで美味しい気がする。

重厚なベニス風装飾のバー。
あえて夜にビシッとドレスアップして来るのもオツかもしれません。

朝食は1F「Club del Doge Restaurant」で

朝食の時間は7:30~11:00。
プラチナエリートは無料ですが、有料の場合は1人あたり55ユーロ(=約8,500円)です。ハンパねぇ。

朝食もテラスでいただきます。朝日が強いのでサンルーフが用意されています。
*雨天時は屋内になります。

寝起き10分でこの眺めです。大名かよ。

ジョージ・クルーニーなど、セレブリティの愛船として知られる「RIVA(リーヴァ)」のボート。

オーダースタイルの卵料理は以下。

  • お好みのスタイルでスモークベーコン、ソーセージ、ハムを添えて
  • フォンティーナチーズのオムレツ
  • モッツァレラチーズのホワイトオムレツ
  • クラシック・エッグベネディクト
  • パンケーキ

ブッフェスタイルで楽しもう

東南アジアのリゾートに比べるとかなり小規模ですが、朝はこのくらいで十分ですね。

パンのコーナー。

パンのコーナーその2。

パイナップル、キウイ、いちごなど。

チーズの品ぞろえは以下。

  • フロマージュ・カプリーノ(ヤギ乳)
  • リコッタ・アフミカータ
  • モンタジオ
  • ロビオラ・ロッカヴェラーノ
  • ブリーチーズ

さすがチーズの本場ですね。気合いが違う。

ハムとスモークサーモンなど。

イタリア産のナチュラルなヨーグルト。

クッキーはすべてグルテンフリーです。

着丼

絵に描いたようなエレガントな朝食。

ここでトラブル発生www
ちょっと席を離れた瞬間、カモメにごっそり持って行かれました。ハムだけ取って野菜は残してて草。草だけに。

気を取り直していきましょう。
濃厚なオランデーズソースのクラシック・エッグベネディクト。

外はしっとり、中はトローリ。

紅茶はフランス王室御用達「ダマン・フレール」のブレンドティーです。

生搾りのフレッシュなオレンジジュース。めっちゃ美味いなこれ。

11:00ぴったりにブッフェコーナーが閉まるので、余裕を持って起きましょう(自戒)

The Gritti SPA – Sisley Paris

フランスを代表するスキンケアブランド「シスレー」のスパ。要予約です。

6つのユニセックスの香りからなるオードトワレシリーズ。
ちなみに、1本90ユーロ(=約14,500円)だとか。

Fitness Suite

24時間オープンのフィットネスジム。
器具はイタリアが世界に誇る名門「TECHNOGYM(テクノジム)」を採用。

ちなみにめっちゃ狭いです。
「グリッティまで来てワークアウトする筋肉バカはいねぇだろ」といったところでしょうか。

水、AED、リンゴ(?)も完備。

ヴェネツィアの最高峰は格が違う

ゆったりと16時チェックアウト。
ごく控えめに言って、人生最高のホテル宿泊体験でした。

コスパ度外視で最高級の特別感を味わいたいというのであれば、ここは間違いのないホテルです。
「また来たい」と気軽に言える値段ではないですがまた来たい。

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