特にセカンドランチは失敗が許されないからね。栁牛寛行(会社員)- インタビュー #5

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港区在住。
職業・ネオサラリーマン。

ある時には、toB SaaSのセールスとして、上場・非上場問わず多くのエンタープライズ企業を担当。またある時には、年間180フライトをこなし、海外に毎月のように通うジェットセッター。

彼が、いかにして育ち、今何を思うのかーー…?

「踏み込んだ話はしない」がテーマの対談企画、第5弾です。

※「Software as a Service」の略。クラウド事業者が提供するソフトウェアをインターネット経由して利用すること。

▲栁牛寛行(Hiroyuki Yagyu)

ランチって最強のエコシステムなんですよ

酒田:ダブルランチ活動家って何ですか?

栁牛:ランチって幸せの宝庫だと思いません?

お店側にとっては、集客のために看板メニューをお得に提供して食べてほしい!って料理を出すわけですよ。逆に言うと僕らはリーズナブルにいただける。お店側にとっても嬉しい、僕らにとっても嬉しい。つまり、ランチって最強のエコシステムなんですよ。

最強なんだから、1日に2回食べれば良いじゃんってだけ。今日もファーストはふらっと立ち寄った洋食屋でオムライスとミックスフライ、セカンドはバチバチの非乳化系で全マシです。

特にセカンドは失敗が許されないからね

酒田:「ファーストランチ」と「セカンドランチ」の違いとコツは?

栁牛:一言で言うと、右脳と左脳で分けて食えってことですね。

例えば、ファーストはその日の気分をイメージしたり、漂ってる良い香りに身を任せながら、空腹に拍車をかけて入店する。それに対して、セカンドはロジカルに考えるといい。胃のキャパがこれくらいで、そこに好みの味を組み合わせるような、パズルのピースをはめるような思考で店を選ぶ。


酒田:なるほど。

栁牛:俺の場合はファーストは新規、セカンドはリピートで行く店が多いかな。

特にセカンドは失敗が許されないからね。仮に失敗しちゃうとサードランチをしなきゃいけないから。(サードランチは健康と経済にダメージがあり、リスクが大きい。1年365日でどれだけこのリスクを減らせるかが勝負。)

グルメってすごくリターンが大きい投資

酒田:年間に外食1000回以上、食費500万円以上をかけていると伺いました。

栁牛グルメってすごくリターンが大きい投資だと思うんです。

美味しいものの話をしてるとワクワクするし、美味しいものを食べると楽しい。つまり、美味しいものの話をしながら美味しいものを食べるのが一番幸せで贅沢な時間なわけですよ。

その時間を手に入れるためにグルメ情報は資産として持っておくべき。さらには、グルメ情報の域を超えたグルメ体験。

酒田:と言うとーー…?

栁牛:ただ素材的、成分的にウマいとかそういう話じゃない。

誰と、いつ、どういうタイミングで来て、どういう話をしながら食べたら何が美味しかったのか。これがグルメ体験。逆に言うと、「この人のことをもっと知りたい!」って思ったら、好きな食べ物の話を聞くといいね。その人自身が持つモメンタムが大体わかるから。


酒田:そんな栁牛さんのおすすめグルメはありますか?

栁牛:バンコク「福いち」のとんかつソムタム、品川「路地裏」の牛すじ煮込み、恵比寿「クンビラ」のヒマラヤ鍋は押さえておきたいですね。

人生の欠片を探しにポカラに行ったら、残りの人生の始めの1ページだった

酒田:ヒマラヤ鍋と言えば、2019年のネパールツアーが懐かしいですね。

栁牛:タイのバンコクを経由して、ネパールの首都・カトマンズからポカラへ。

俺としんごを繋いでくれたマイメン翔馬(@pegasus_shoma)のおすすめの土地に、俺のマイメンのハルがJICA青年海外協力隊として赴任。その縁もあって、マイメンしんごのジャグラー20周年ツアーとして行くことになった。マイメンのマイメンはみんなマイメン。

生きるとか死ぬとか、誰かからもらうとか誰かに与えるとか、言語化できないけど幸せに溢れた感情に出会った瞬間。情熱の琴線に触れたアティテュードの連続。この感情にまだ名前はない。


酒田:僕たちはみんなの笑顔のためにやってきた。でも、僕たちの方がみんなからたくさんの笑顔をもらっていた。

栁牛:人生の欠片を探しにポカラに行ったら、残りの人生の始めの1ページだった。

▲ポカラでのジャグリング教室のレポート。

酒田:あのフェワ湖は忘れられない。

栁牛:俺たちのフェワ湖。全ての癒しがここにあった。

酒田:あとアンナプルナね。

栁牛:心のアンナプルナ。あまりの壮大さに己のちっぽけさを知った。あいつのデカさ、かなりヤバいからね。


酒田:カトマンズからポカラのイエティ航空もかなりसुन्दरでしたね。

栁牛:プロペラ機材「ATR 72-500」の25分フライトね。まさにअति उत्तमって感じ。

これは豆知識ですが、ポカラ行きなら右側の席、帰りなら左側に座ると、8000m峰のヒマラヤ山脈が見えておすすめです。君ら飛行機内から同じ高さの山見たことないやろ?

※ヒマラヤ山脈の中央部に位置するアンナプルナ山群中の最高峰。世界で最も危険な山のひとつに挙げられ、「キラーマウンテン」の異名を持つ。


酒田:ちなみに、かなり深爪ですね。

栁牛:これは、いつでも手巻き寿司パーティーができるようにだね。

酒田:???

栁牛:小学校2年生のときに、おばあちゃんの家で手巻き寿司にハマった話から始まるんだが…

酒田:今日はどうもありがとうございました!

栁牛寛行(やぎゅう・ひろゆき)
会社員。1989年青森県むつ市生まれ。
toB SaaSのセールス狂。会社員を続けながら海外との関わりを持ち続け、東京とバンコクの2拠点生活。
年間180フライトを越えるジェットセッターでもあり、そのバイタリティは業界内での評価も高い。
バンコクおにぎり大食いコンテスト初代チャンピオン。ゆきのこ保育園卒。
Twitter:@hiroyukiyagyu
Instagram:@yagyu_style

撮影させていただいたお店

店名 喫茶室ルノアール 赤坂見附店
住所 東京都港区赤坂3-10-2 赤坂コマースビル2F
エリア 赤坂見附
アクセス 東京メトロ「赤坂見附」より徒歩1分
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Text & Photo by 酒田しんご(@jugglershingo