読書メモ

気分は感性の主軸ではない。『感動をつくれますか?』久石譲

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日本の映画音楽の巨匠、久石譲さんの『感動をつくれますか?』(角川oneテーマ21)を読みました。

ジブリ映画の音楽を担当する一流作曲家として、質の高い仕事を維持するシンプルでありながら本質を突いた意識に圧倒されます。

後半は「昭和の体育会系」論が展開されるので、個人的には前半がおすすめ。

ものづくりを仕事にするとは?

「作曲家として最もプライオリティを置いていることは何ですか?」と問われたら、僕は迷わず、「とにかく曲を書きつづけること」と答える。

『感動をつくれますか?』

ものづくりを職業としていくには、一つや二つの「いい作品」ができるだけではいけません。
優れたプロとは、仕事を「点」ではなく「線」として捉え、ハイレベルの力を毎回継続して発揮できる人のことなのです。

気分は感性の主軸ではない

人間だから当然、波がある。
体調や気分、周辺環境などが相まって、その日の調子となって表れる。
何かを表現していく人間にとって、自分の拠り所を気分に置いてしまうのは危ういことだ。

『感動をつくれますか?』

コンスタントにたくさんの「いい作品」を作り続けるためには、その時々の自分の気持ちに依存しないことが大切です。
そのためには、生活リズムを規則正しく保ち、気分の波に流されないような環境づくりが必要になります。

幅を広げるなら知性を磨け

経験をたくさん積むことは大切だ。が、経験は人間を臆病にする面もある。
歳をとるほど人間は経験も知識も豊富になるというが、それはウソだ。
自分を狭めてしまうような経験だったら、豊富にならないほうがいい。

『感動をつくれますか?』

知識も経験も、うまく活かせないと意味がありません。
新しいことに挑戦しようとするとき、経験則で水を差したり、昔の苦労話を自慢する人がいます。
その人にとっては、経験がプラスになっておらず、むしろ進歩を止めていると言えます。

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