カンパリの聖地!イタリア・ミラノ「Camparino in Galleria」で本物のカンパリソーダを楽しもう

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イタリア・ミラノの老舗バー「カンパリーノ・イン・ガッレリア(Camparino in Galleria)」に行ってきました。

ミラノ地下鉄「ドゥオーモ」より徒歩1分ほど

ファッションの街・ミラノのランドマークであり、世界初のショッピングモール「ガッレリア(Galleria)」の入り口にあります。

目の前には、ミラノのドゥオーモ(大聖堂)。
ちなみに、ドゥオーモ付近にはプレゼントと言いながら手にミサンガを巻こうとする人がいますが、料金を請求されますのでご注意ください。

この記事の著者
酒田しんご

プロジャグラー。
「7ボールジャグリング」の公式日本記録を保持。京都にてロングラン公演中のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』レギュラーキャスト。

1860年から続くカンパリの歴史

カンパリはイタリアのミラノで酒屋を営む、ガスパーレ・カンパリ(1828 – 1882)によって1860年に発明されました。

1860年、「レッドパッション(燃えさかる情熱)」に導かれたように、ガスパーレ・カンパリ(Gaspare Campari)が、独特かつ独創的な飲料を発明しました。この飲料はそれ以降なにも手を加えられていません。

ガスパーレ・カンパリと息子ダヴィデの創造性と情熱は他の追随を許さず、2人の類い希な能力はブランド、飲料およびそれを愛する人々を通じて今も息づいています。

カンパリの歴史 | CAMPARI

カンパリーノ・イン・ガッレリアとは

1867年、ガッレリアが完成するや、カンパリを発明したガスパーレ・カンパリは、ドゥオーモ広場の角に有名な「カフェ・カンパリ」をオープン。

その息子、ダヴィデ・カンパリが1915年に「カフェ・カンパリ」の “弟分”として、その向かい角にオープンしたのがこのお店。
瞬く間に人気を博し、知識人やセレブリティが集まり、ミラノのアペリティーボの代名詞となりました。

カンパリーノには、セラーから直接ソーダ水を継続的に供給する革新的なシステムが装備されており、常に完璧に冷えたカンパリソーダを多数の顧客に提供することができました。

2019年11月にリニューアル!

2015年には100周年を迎え、改装工事を経て、2019年秋にリニューアルオープン。

2021年には「The World’s 50 Best Bars」の27位にランクインし、続く2022年には、73位にランクイン。

ふらっとウォークインもOK!

スタンディングのカウンターは予約不要。

ディナーの前にサクッと1杯ひっかけて、スナックをつまんで、談笑して去っていくのもミラネーゼらしくて粋です。

メニューの一番上、モノホンの「Campari Seltz(カンパリソーダ)」は要チェック。
香りを最大限に活かすため、通常の炭酸ではなく、サイフォンで高圧にしたソーダを用いるのがポイント。

テラス席もおすすめ

右側の列に数分~数十分並ぶと、着席のテラスも利用できます。

テラスでドゥオーモを見ながら、イタリア名物のアペリティーヴォをキメます。
※いわゆる食前酒のこと。ラテン文化圏では古くから馴染みのある伝統的習慣のひとつ。

なんと、このおつまみは無料サービス。

カンパリーノのシグネチャーを楽しもう

Seltz on the sea(セルツ・オン・ザ・シー)

カンパリソーダに、ラズベリー、ドライベルモット、塩気の効いたオレンジコーディアルを加えたもの。

「海の上のセルツ」の名の通り、塩味のアクセントが印象的。
メロンに生ハム乗せる的な発想のアレです。

Negroni Sbagliato(ネグローニ・ズバリアート)

「間違ったネグローニ」の意。
ミラノの老舗「バールバッソ」で、ネグローニのレシピを間違えて、ジンではなくスパークリングワインで作ったことから生まれたカクテルです。

プロセッコが爽やかな逸品。
飲んでみな?飛ぶぞ?(長州力風)

巨大なガッレリアを肴に飲むカンパリ。

Sarda marinata e fritta, agrodolce al Campari(イワシの揚げマリネ, カンパリ甘酢ソース)

「このカンパリがいいね」と君が言ったから七月六日はカンパリ記念日(俵万智風)

ACQUA PANNA(アクアパンナ)

カンパリは油断してるとまぁまぁ酔うので気を付けましょう。
この水がめっちゃ美味い。イタリアのトスカーナで採水された中硬水のミネラルウォーター。

スリにはご注意を

店の中とは言え、テラス席はほぼ外なので、スリには気を付けましょう。
イタリアは世界有数のスリ大国で、その標的は(平和ボケした)日本人旅行者です。

コースターが可愛いので持って帰りました。

以上を飲んで食べて、お会計は44ユーロ(=約7,300円)也。
現地価格としては普通なのでしょうが、円安がキビしいですね。

まるでカンパリの博物館

マニア垂唾のオールドボトル。
「Bitter」表記ラベルは1980年代でしょうか?

2010年に発売された、カンパリ誕生150周年を記念したスペシャルデザインラベル。

ミニチュアボトルも可愛いですね。

「CAMPARINO」の刻印のアイススタンプ。

2Fにペアリングバーもあるぞ

2Fの「サラ・スピリテロ(Sala Spiritello)」はモダンな空間で、洗練された料理とカクテルの組み合わせを楽しむのに最適です。
*18:00~24:00

1920年代、イタリアの風刺画家、レオネット・カッピエロによるポスター。
オレンジの皮に包まれたアイコニックな小妖精がボンジョルノしています。

カンパリの聖地でミラノの歴史を感じよう

ぶっちゃけカンパリは世界のどこで飲んでも最高に美味しいのですが、カンパリ発祥の地でアール・ヌーヴォースタイルのインテリアを楽しみながら食前酒をキメるエクスペリエンスは、唯一無二の思い出になること間違いなし。

公式サイト:
https://www.camparino.com
*Web予約も可能

【営業時間】
9:30~23:00

今回ご紹介したお店

店名 Camparino in Galleria Milan
住所 Piazza Duomo, 21 – Milano
エリア ドゥオーモ
定休日 なし
アクセス ミラノ地下鉄「ドゥオーモ」より徒歩1分
地図 表示する(Google Map)
Instagram @camparinoingalleria