アメリカ・ニューヨークのカクテルバー「Angel’s Share(エンジェルス・シェア)」に行ってきました。
*以下、移転前の情報を含みます。
NY市地下鉄4番街線「Astor Place」より徒歩2分ほど
マンハッタンのイースト・ヴィレッジ。
日本食レストランや、個性的なショップが立ち並ぶ、オシャレでヒップな夜の歓楽街です。
看板なし!居酒屋「ヴィレッジ横丁」の秘密の扉がヒント
入り口は秘密の隠れ家バー。ぜひ自力で見つけてください。
アメリカの禁酒法時代の闇酒場をモチーフにした「Speakeasy(スピークイージー)」と呼ばれるスタイルの先駆け的存在です。
Angel’s Share=天使の分け前
1993年創業の名門。
店名の由来となった「エンジェルズ・シェア」とは、ウイスキーを樽熟成する過程で、原酒が蒸発によって少しずつ減る現象のこと。
バーテンダー世界チャンピオン・後閑信吾さん(@shingo_gokan)を輩出した他、GQ Magazineによる「The Best Bars In America 2010」において第二位を獲得するなど、カクテル業界でその名を知らぬ者はいない老舗です。
5代目ヘッドバーテンダーを務めるのは、日本人の渡邉琢磨さん(@takuma0w)
キャリア16年の叩き上げ、カクテルに精通したニューヨーカー達を唸らせ続けてきた世界トップクラスのバーテンダーです。
NYバーシーンを席巻するクラフトカクテルの数々
Gin and Tonic(ジン・トニック)
まずは舌を清めます。
タクマさんのご厚意でチョイスしていただいた「Old Raj Gin」は、ボタニカルに高級サフランを使用したレアな逸品。
Smoke Gets In Your Eyes(スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ)
4代目ヘッドバーテンダー・後閑信吾さんによる傑作。
バーボンウイスキー「Maker’s Mark 46」をベースに、イタリアの「バローロ・キナート」やスペインの辛口シェリーを、香り高いスモークに潜らせる極上体験。
Chill Wave(チル・ウェーブ)
蜂蜜風味のクラフトジン「バーヒル・ジン」をベースに、ピリっとチリを効かせたマンゴーカクテル。銅マグも素敵。
Milestones(マイルストーンズ)
サントリーが海外でのみ展開するウイスキー「季(TOKI)」に、ウォッシングしたほうじ茶ロイヤルミルクティーを加えて、驚くほど飲みやすい仕上がりに。
レシピが天才的すぎる。
Aged Boulevardier(エイジド・ブールヴァルディエ)
こちらはメニュー外の番外編。
ウイスキー・ネグローニを、なんとカウレザー(牛革)で熟成した贅沢な逸品。
やばすぎでは???
Sabor a Mí(サボラミ)
「バカルディ・レガシー2020」東アメリカ代表の今田恒孝さん(@tsunetakaimada)によるカクテル。
スペイン語で「Taste of Me(=私の味)」の意。ダークラムに梅酒やシナモンシロップを加え、梅干を添えた和の心溢れる一杯。
これぞ武士道のクラフトカクテル
隣に座ったニューヨーカーが、あまりの感動に同じカクテルを3杯オーダーしたのが印象的でした。
NY屈指の名門で、アメリカの成熟したカクテル文化の真髄を垣間見た気がします。
Angel’s Shareのエチケットポリシーは以下。
- 5名以上の団体はお断り
- 予約は不可
- スタンディングはNG
予約不可のため、1時間以上並んで入店するお客さんも珍しくないとか。
ぜひ早めのディナーを済ませて、オープン直後を目指してNY最高峰のカクテルをどうぞ。
【営業時間】
17:00~24:00
*テナントの問題で、2022年3月をもって閉店→2023年7月に移転オープンとなりました。
▼以下、新店舗の情報です。
今回ご紹介したお店
店名 | Angel’s Share(エンジェルス・シェア) |
住所 | 45 Grove St, New York, NY 10014 |
エリア | グリニッジ・ヴィレッジ |
定休日 | 月曜 |
アクセス | NY市地下鉄7番街線「Christopher Street– Sheridan Square」より徒歩2分 |
地図 | 表示する(Google Map) |
@angelssharenyc |