京都・福知山の靴修理専門店「ta shoerepair and(タ シューリペア アンド)」に行ってきました。
タイの家に4年間放置したローファー

タイのバンコクの家にローファーを置いていたのですが、コロナ禍で4年間も帰れず放置した結果、ボロボロになっていたので修理に出すことにしました。
ホコリまみれのG.H.BASS

マイケル・ジャクソン御用達。
米国・G.H.BASS(ジー・エイチ・バス)のペニーローファー「LOGAN(ローガン)」

ロンドン、バルセロナ、イスタンブール、バンコク、プーケット、チェンマイ、マニラ、香港、上海、ホーチミン…etc
20代後半の旅を共にしてきた思い出の靴です。

高温多湿のタイで、ソールにはビッシリとカビが。

擦り減ったヒールのトップリフト。

アッパー部分はくすみ、ガラスレザー本来の光沢が失われています。
福知山の靴修理の名店「ta shoerepair and」に行こう

バンコク
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関西空港
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2021年8月グランドオープン。
京都府福知山市の靴修理専門店「ta shoerepair and(タ シューリペア アンド)」

店主の田中壮太さんがお出迎え。
高校時代はサッカー部所属。ポジションはディフェンス。

田中さんはもともと靴が好きだったことがきっかけで、京都市内の靴修理専門店で技を磨いた後、「地元でもあり、まだ靴修理店のない京都府北部で店を出したい」との想いで独立。

実は以前、田中さんがお勤めだった京都市内の修理店でお会いしたことがあり、独立されたことは知らなかったのですが、福知山出身のクラリネット奏者・吉田佐和子さん(@sawakoyoshida)とのご縁でメッセージをいただき、感動の再会を果たしました。
やっぱり靴が好きで好きでしょうがない人に磨いてほしいよな

こちらは田中さんの靴のコレクション。
名品ばかり。カッコ良すぎる。

味の染みついた仕事道具。ロマンしかない。

どんな仕事にも言えることですが、どうせ靴を磨いてもらうなら、やっぱり「靴が好きで好きでしょうがない人」に磨いてほしいよなぁ、と思う今日この頃です。
カウンターで丁寧なカウンセリング

田中さん「ラバーさえ交換したらまだまだ履けますね!」
とのことで、ひと安心。

「つま先が剥がれているので、ハーフラバーの交換で税別2,700円となります」

「ヒールも減っているので、もし交換されるのであれば、こちらも同額となりますがいかがでしょうか?」

「せっかくなので両方お願いします!」ということで、
- ハーフラバー交換:2,700円
- ヒールトップリフト交換:2,700円
税込みで、合計5,940円也。
特別に田中さんのご厚意で送料はサービスしていただきました。感謝感激。

靴のメンテナンスに欠かせない靴ブラシやクリームも販売。

吉田佐和子さんが編集長を務める「Fukuchiyama Magazine(@fukuchiyama.mag)」
めっちゃお洒落。要チェック。
2週間で届いた!

段ボールを見てこんなにワクワクしたのは久しぶりかもしれない。

靴修理・・・5,940円。
田中パイセンの心意気・・・Priceless。

いざ開封。
綺麗すぎない???

すごすぎでは???
劇的ビフォーアフターを地で行くスタイル。

美しくよみがえったVibram製のハーフラバー。

ヒールのトップリフトも新品に。

エッジの仕上がりが綺麗すぎる。超絶技巧。

ご覧の通り、かかとも元通り。

アッパーのガラスレザーも磨いてくださり、バーガンディーの艶やかな輝きを取り戻しました。
バンコクに持って帰ってきた

バンコク
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関西空港
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思い出と共に歩いて行く

モノがあふれた大量消費社会の中で、愛着のある靴を大切に扱い、修理して履き続けることは、紳士淑女の嗜みであり、人生を丁寧に生きることと同義だと思う。
いい靴はいつだって素敵な場所に連れて行ってくれるってばあちゃんが言ってた。
田中さんありがとうございました。
今回ご紹介したお店
店名 | ta shoerepair and(タ シューリペア アンド) |
住所 | 京都府福知山市厚中町112-1 足立エステート1B |
エリア | 福知山 |
定休日 | 木曜日 |
アクセス | 京都丹後鉄道「福知山市民病院口」より徒歩6分 |
地図 | 表示する(Google Map) |
@ ta_shoerepair_and |